型で作ったUVレジン凸凹の裏面を平ら、ぷっくりさせる方法

レジンの材料をご購入のお客様から
レジンに関するご質問がありましたので、お答えしていきます

先日はお世話になりました。レジン初心者で色々お聞きしたいと思い、ご連絡した次第です。昨日届いた四角プレートの型でさっそく制作しました。裏面を平らにするにはどうしたら良いでしょうか?アドバイスよろしくお願い致します。

UVレジン初心者さんに多いお悩みと思いましたので、こちらでお答えしていこうと思います。

こちらの記事を読んでいただくと

・ガタガタのレジンの裏面を平らにする方法

・型にUVレジン液を流すときに表面が綺麗にする方法

・ぷっくり作る方法

がわかります。

この記事を書いている私は
妻がレジン歴まる12年、夫婦でレジンの専門店として独立してまる8年、レジンの専門家として経験したことをお伝え致します。

目次

レジンを平らにするには削って、足す

レジン作品を平らにする方法として、極端に尖った部分があればやすりなどで削る。
その後に全体が平らになるようにUVレジン液を足せばよいです。

①でっぱった部分をやすりなどで削り取って、平らにする
②全体にUVレジン液を足して平らにする

お写真を見る限り、縁に少し立ち上がりがあるだけなので、今回の場合は、UVレジン液を足すだけでよいです。

UVレジン液を全体に綺麗に足す方法をお伝えいたします。

アクセサリーなどの細かいバリに向いたヤスリを見てみる

綺麗に足すコツは、先に全体を薄くコーティング

UVレジン液をでっぱっていない部分に足していくときに、先に薄く全体をUVレジン液でコーティングすることが大事です。

何もしないでUVレジン液を勢いよく流すと、一か所からこぼれる可能性が高くなります。

先にUVレジン液を薄くコーティングすることによって、そのあとにUVレジン液を流しても、まんべんなく、全体にじわ~と広がり漏れにくくなります。

少しUVレジン液を流し
全体に広げ
UVレジン液が全体に広がったあと、さらにUVレジン液を平らになるまで入れます。平らになったら硬化します。

型にUVレジン液を流すときに表面が綺麗にできる方法

次に、型にUVレジン液を流して作品を作るときに凸凹にならない方法をお伝えします。

凸凹の作品にならない方法を知っていると、今後より楽しくレジン制作をしていくことができます。

型いっぱいにレジン液を流す

まず、型を使用するときは、型全体を使うのがポイントです。

型の半分を使用して、UVレジン液を流したりすると、レジンの表面張力で縁が反りあがって、平らになりにくいです。

中学の理科で「メスシリンダーの目盛りの読み方」って覚えておられますか?

メスシリンダーの縁に水が盛り上がったようになった上の画像懐かしいですね。

こんな状態でUVレジン液は硬化してしまうので、平らにならないです。

収縮を考えて、UVレジン液を型より少し多めに流す

UVレジン液は型の大きさより少し量を多めに流すことが大事です。

UVレジン液は硬化すると体積が収縮します。

型にUVレジン液を流して、硬化後に少し、レジン作品が小さくしぼんだようになるのはこのためです。

UVレジン太陽の雫や、UV-LEDレジン星の雫は硬化前後で約6%の体積収縮があるとパジコ社のHPのよくある質問にはかかれています。

参考にしてください。

ご質問者様のお写真を見る限り、型に対して、UVレジン液の量が少ないように思われます。

レジン液の表面張力で、縁が立ち上がったのが平らにならなかった原因ではないでしょうか。

表面をぷっくりさせる方法

さらに平らじゃなく、表面をぷっくりさせる方法をご紹介します。

個人の好みによりますが、レジン作品は表面をぷっくりさせたほうが可愛くなることが多いです。

ぷっくり作るコツも、先に全体を薄くコーティング

少しUVレジン液を流し
全体に広げ
UVレジン液が全体に広がったあと、さらにUVレジン液をぷっくりするまでたし
お好みのぷっくりまで入れてください。
UVランプに入れるときはUVレジン液がこぼれないように要注意

粘性が強いUVレジン液を選ぶ

ドロッとした粘性が強いUVレジン液を使うとぷっくりとした作品が作りやすいです。

シャバシャバのさらっとしたUVレジン液はぷっくりした作品を作るのには不向きです。

私が型で使いやすくて、ぷっくりした作品を作りやすいおすすめUVレジン液はクラフトレジン液です。

個人の感想ですが、型で作品を作るときはLED-UVレジン液よりUVレジン液のほうが硬化に時間はかかりますが、綺麗な作品ができるように思いますので、こちらをおすすめしております。

粘性が強いぷっくりした作品作りに向くUVクラフトレジン液を見てみる

まとめ

もう一度こちらでおさらいです。

・凸凹したレジン作品を平らにするには、でっぱったレジンをやすりなどで削り、表面にUVレジン液を流し、平らにする。先に全体をUVレジン液を薄く流したあと、UVレジン液を流すと漏れにくく、全体に流れる。

・型で作品を綺麗に作るコツは、型全体を使い、収縮することを考えUVレジン液は少し多めに流す。

・表面をぷっくりさせたいときは、粘土が高いレジン液を使用し、先に表面全体にレジン液を流し、表面張力を利用し、お好みの量までレジン液を加える。

型に好きなパーツをいれて、「できたー」って取り出した時に表面仕上げが汚かったら悲しくなりますね。

しかも、うまくできないと原因がわからず、モヤモヤしますよね。

ちょっとのことで、出来上がりに差がでるUVレジン。

ぜひ一度お試しください(‘◇’)ゞ