プロフィール

・レジンアーティスト

さえぐさ なつこがレジンを始めたきっかけ

子どもの頃から作るのが好き

物心ついた頃から、お菓子作りや工作など、作ることがただただ楽しく、小学4年生の時に、紙粘土クラブに入部。
夏休み、晩御飯の後、ずっとリビングの隅でニスを何度も重ね塗りしているような子どもだった。

父親は、左官職人。中之島公会堂の前を通った際、「てっぺんの修復をしたんや」と誇らしげに話している姿や、漆喰で家紋を制作している背中を子どもながらに間近で見て、すごい仕事だと思い、後世に残るモノづくりに自然と憧れを抱いた。

作ることが好きなので、小学生の時から将来は、調理関係で作ることを仕事にしたいと考えていた。

中学生になり、専門職に就き、手に職をつけたいと思い、栄養士になると決めた。

栄養のことを大学で学びながらも、多趣味な伯母の影響で陶芸や洋裁なども愉しんでいた。

栄養士の仕事をしながら、流行っていたビーズアクセサリー制作のキットをスーパーでたまたま見つけ、一度試しに作ってみようと思ってやってみたのが、その後アクセサリーを作り始めたきっかけとなる。

栄養士として勤務し、帰宅後、趣味でビーズアクセサリーを作るのが楽しみで、毎日3点ぐらいずつ制作。キットの制作で学んだことを自己流にアレンジし、職場の同僚、一人ひとりのイメージに合うものを作り、40人ぐらいにプレゼントするのが日々の楽しみとなる。

レジンとの出会い

2003年、万博のフリマで着なくなった服などを300円ほどで売っている中、ポップコーンやビスケットなど本物のお菓子が入った面白いアクセサリーを見て衝撃を受ける!

お値段は2,000円~と、他のブースと比較してしまえば高額でしたが、値段などは関係なく、私にとって、とても素敵な宝物を見つけたような嬉しい気持ちでした。

昔から誰々さんが持っているから…、皆持っているから…というのがあまり好きではなく、流行や今これが人気という商品にも全く興味が湧かなく、どちらかというと他の人は持っていない、個性的なもので、ただ自分が好きなもの、いいと思ったもの、気に入ったもの、それだけを大切に長く使う傾向にありました。

それがまさにこれだ!と思い、その作家さんがイベントに出るたびに駆けつけていました。

これ、ほんとにすごい技術!でも、どうやって作るのかわからない!こんなものが作れるなんて、本当に凄い人だなぁ!といった感じで、ワクワクが止まらず、いつしか自分で好きなようにデザインして作ってみたいと思うようになりました。

作家さんにこの素材は何ですか?と伺ったところ「樹脂です」と教えて頂いたのですが、樹脂?なにそれ?と、その時は、ますます謎だらけでした。そして、今は栄養士をしているし、いつかゆったり時間に余裕が出来た時には、自分で作れたりしたらいいのになぁ~と漠然と頭の片隅でそう思っていました。

レジンをやりたい!

短大卒業後、病院、大学、小学校で栄養士を7年した後、28歳の時に入籍し、仕事を退職。実家のある大阪(箕面)から兵庫県(加古川)に移り住み、結婚式も新婚旅行も終え、ほっとひと段落した頃、実務経験を経て、無事管理栄養士の国家資格もすでに取得していたので、そこを一つの区切りとして、今後は料理ではなく、父親のように何か形にのこるモノづくりをしてみたいと思いました。

と言っても今まで栄養士しかしてこなかったので、他にこれと言って思い浮かぶものもなく、とりあえずは栄養士の仕事を探してみることにしました。

結婚前は、栄養士の職は引く手あまたで、転職時に、栄養士の職種で、研究所や老人ホーム、病院など14か所受け、全部採用通知を頂いたのですが、結婚後は、栄養士は体力仕事で夜もかなり遅いのが当たり前だから、なかなか子どもができたら続けるのは難しいよと言われ、落ちました。

落ち込んでいた時、主人の「別に働きにいかなくても、趣味でも習い事でもなんでもいいんやから、やりたいことやったらええやん」という言葉かけを受けた瞬間、収益など何も考えず、純粋に、あの時、漠然と頭の片隅にのこっていたレジンが真っ先に思い浮かびました。

その頃は、レジンという言葉も今のように知られていなく、作り方の書籍などももちろんなく、まず、どうやって作るのか、どこで材料が手に入るのか、何もわからないレジンをそこから独学で始めることになります。

主な作家活動履歴

2010 エポキシ樹脂を使った制作を開始
2011 イベント出展を開始
     東京デザインフェスタ
・・・・ 大阪アート&てづくりバザール
・・・・ 名古屋クリエーターズマーケット等

2011 エポキシ樹脂レジン教室を開始
2012 日本レジン手工芸普及協会
・・・・ レジンフラワー技法講師資格取得
2013   阪急うめだ本店 アリス展 展示販売
2015 レジン専門店 happy resin 実店舗開店
2015   阪神梅田本店 
ときめき雑貨マーケット 展示販売

2016   ハノーバーメッセ ドイツ 花時計展示
2017 レジン専門店 happy resin 制作の為休業
2017   グランフロント大阪パナソニックセンター
・・・・ レジンワークショップ開催
2018 大阪箕面 ミカリギャラリー
・・・・ 個展  とびだした トリ 開催

さえぐさ なつこのプチ情報

30代、大阪府箕面市出身。父親は左官職人、兼業農家。
幼稚園から中学校卒業まで10年間、同級生が6人しかいない少人数学校に通う。中学高校と皆勤賞。

●部活 → 小学校:紙粘土クラブ、家庭科クラブ。中学校:硬式テニス部、バンド部(ベースとキーボード)。高校:硬式テニス。

●過去の習い事 → ピアノ、お習字、水泳

●バイト → 学童保育の指導員、モロゾフの店員、なみはや国体のプラカード持ちや大会(テニス)のボールパーソンなど

●所得資格 → 管理栄養士、調理師、フードスペシャリスト、ホームヘルパー2級、茶道(裏千家)、華道(小原流)、メイク、フェイシャルエステ、日本レジン手工芸普及協会、レジンフラワー技法 講師

●過去働いた場所 → 病院(栄養士として)、大学(教務部)、小学校(栄養教諭として)、エステ(副業)、メイク(副業)

●好きなアーティスト → YUKI

●すきなこと → アンティーク、特にツバメとスズランのモチーフのもの。レースを集めて、愉しむ。レジンに閉じ込めたいものを探すこと

●好きな色 → 水色、白色、黒色、茶色、ゴールド

●好きなお店 → Lois Crayon、オルネドフォイユ、エムスール、ジィール、エレー、フボー、アドアスタジオ、ぬくもりの森、ディズニーランド、Qpotカフェ、矢場とん、北海道(鳥取のお寿司やさん)、てんぷらのひらお、菅屋、亀甲堂

●好きな食べ物 → 和食全般、ぬか漬け、まぐろ、ラザニア、「矢場とん」の味噌カツ、「北海道」(鳥取)のお寿司特にねぎマグロ、「てんぷらのひらお」のイカの塩辛(福岡)、「亀甲堂」のみたらし団子、「菅屋」の金覆輪、「GOKOKU」の純正プレミアムロール、ピスタチオのジェラート、抹茶のスイーツ、ビターチョコ、いちご、もも、くるみ、マカダミア、アールグレイ、カモミールティー、日本茶、抹茶、練り切り

●旅したことのある場所 → フランス(パリ、リヨン)、イタリア(ローマ、ミラノ、ベネチア)、スイス(モンブラン)、韓国(ソウル)、ハワイ(オアフ)、北海道(札幌、小樽)、宮城(仙台)、東京、神奈川、長野(上高地)、山梨、静岡(ぬくもりの森)、愛知、近畿、徳島、香川、岡山、鳥取、島根、広島、福岡、長崎

●今後いきたいところ → 北海道のスプウン谷ザワザワ村、フランス蚤の市、ジブリ美術館、沖縄、サグラダ・ファミリア