レジンQ&A

三枝先生

こんにちは。森のレジン学校の三枝です。

お客様からよくあるお問い合わせをレジンQ&Aとしてまとめました。

上手くできない!わからない!が解決して楽しいレジンライフのお手伝いが出来たら嬉しいです。

関連記事も合わせて参考にしてください。随時更新していきます。

こちらで掲載がないレジンに関する「どうしたら良いかわからない!」「困った!!」はお気軽にお問い合わせください。

UVレジン

レジン初めてさん向け基本情報

レジンとは日本語で樹脂のことです。

樹脂の種類は非常にたくさんありますが、手芸、アクセサリー製作などで「レジン」と言われるのは合成樹脂の「UVレジン」と「エポキシ樹脂(エポキシレジン)」のことをさす場合が多いです。

紫外線で固まる樹脂のことです。

現在、手芸でレジンと言えば、このUVレジンをさす場合が多いです。

UVレジン液に紫外線があたると固まります。

逆に紫外線があたらないと固まりません。

上記がUVレジンを綺麗に作るうえで一番大事なことです。

紫外線をあてる方法はおもに2つあります。

  1. 太陽光
  2. UVライト(紫外線照射機)

太陽光は、費用がかからず楽しめるメリットがありますが、悪天候の際は固まりにくいです。

UVライトは天気に左右されずにUVレジンを楽しめます。

  1. UVレジン液
  2. 中に閉じ込めるパーツ
  3. 型(モールド)、もしくはセッティング台(ミール皿)

上記を準備して、硬化を太陽光で行えば、UVレジンはどんなものかお試し頂けます。

  1. UVレジン液(ハード)
  2. UVライト(UVレジン液を固めるためのライト)
  3. 着色剤(UVレジン液に色をつけるもの)
  4. パレット(着色用のパレット)
  5. スティック(着色用のスティック)
  6. エンボスヒーター(レジン液の中に入った気泡を消すために熱を出す機械)
  7. シリコンマット(レジン液がこぼれても硬化させるとぺりっと剥がれるシリコン製マット)
  8. 接着剤(レジンとピアス金具などの金属パーツをくっつける接着剤)
  9. ヤスリ(バリを取る道具)

上記は、どんなものを作る人にも必要なものです。

後は、作るものによって揃えていけば良いです。

  • 手芸店(商品を直接見ることが出来る、わからないことは店員に聞くことができる)
  • 100円ショップ(商品を直接見ることが出来る、100円で購入できる)
  • ネット通販(実店舗にはない豊富な品揃え)

おもに、上記3か所で購入できます。

ホームセンターでは取り扱いがないお店が多いです。

当店ネットショップでも専門性の高いレジン材料、道具を揃えています。

メーカーごとのUVレジン液の種類によって以下の点が異なります。

  1. 硬化しているか
  2. 硬化速度
  3. かたまり方
  4. 粘性
  5. 臭い
  6. 黄変のしやすさ
  7. 安全性

色々なUVレジン液を使ってみて、自分にあったものを探すことがおすすめです。

状況にあわせた最適なレジン液の選び方は、こちらの記事を参考にしてください。

硬化後もやわらかさがあるので、ハサミでカットできます。

ハサミでカットしてオリジナルのパーツを作れます。

液だれの恐れがある何かをコーティングする際にも便利です。

ポイントは4つです。

  1. ライトの数が多い(硬化不良が起こりにくい)
  2. 広い庫内(一度にたくさん制作できる)
  3. タイマー付き(照射時間を選べる)
  4. 替えのランプがある(長く使える)

硬化したレジンが経年変化で黄色く変色していくことです。レジン液の特性上黄変はしていくものです。

黄変しにくいレジン液を使用することが一番です。質問の回答にはなっていませんが、黄変することをみこしたデザインにするのも一つです。

レジン液に入った気泡を消す方法は、2種類あります。

  1. つまようじなどで気泡をすくい取る方法
  2. エンボスヒーターという熱をあてる機械でレジン液に熱をあて、気泡を消す方法

レジンは石鹸ではおちません。

レジンをきちんと溶かすものではないとダメです。

着色

レジン用の着色剤があります。UVレジン液に着色剤を入れて混ぜるとUVレジン液に色をつけることができます。

着色剤には固まる力がないので着色剤をたくさん入れると硬化不良の原因になるので注意が必要です。

レジン液のカラーのグラデーションには2種類あります。

  1. 透明からカラーに色が変わるグラデーション
  2. カラーから別のカラーに色が変わるグラデーション

上記2種類のレジン液のカラーのグラデーションにする方法は、こちらの記事が参考になります。

紫外線をあてて型から剥がす前に型ごと裏を向け、裏側からも紫外線をあてるようにするとベタベタは解消されます。

型は消耗品です。何度も使用していると型の表面の状態が悪くなります。少しでも型を長く保つ方法は硬化させた後に型を冷ましてからレジンを取り出してみましょう。型の劣化を抑えることができます。

空枠(金属枠)

透明なフィルムで底を作り、レジン液を流すと良いです。紫外線を通す透明なフィルムを使うのがポイントです。マスキングテープは紫外線を通さないので、綺麗に出来ないので、おすすめしないです。

考えられることは2点です。

  • 底をマスキングテープで作っているため、光を通さずレジン液が固まっていない
  • 着色剤を入れすぎたため硬化不良を起こしている

空枠にレジンを流す前に空枠についた油分を脱脂剤でとると空枠とレジンの密着が良くなり、外れにくくなります。

接着剤

接着剤のパッケージの裏面にどんな素材に対応しているかの適応表が書いています。

金属と硬質プラスチック(レジンは硬質プラスチックと書いてあればOK)が適応とあれば大丈夫です。

こちらのブログ記事にレジンにブローチ金具をつける方法が書いています。

レジンにピアスやイヤリングなどのアクセサリー金具をつける参考にもなります。

仕上げ

ドロッとした粘性の高いレジン液を使用し、表面張力を利用して、ぷっくりとなるまで表面にレジン液を流して硬化します。

記事は型を使った作品ですが、セッティング台(ミール皿)、空枠どんな作品にも応用できます。

  1. レジン表面の傷を耐水ペーパーで消します。
  2. 徐々に細かい耐水ペーパーで磨き、レジン表面を整えていきます。
  3. 最後にコンパウンドでよりレジンを細かく磨いたら完成です。

耐水ペーパーでレジン表面を磨き、仕上げにコンパウンドでより細かく磨いていきます。

レジン表面を平滑に綺麗な仕上がりにしようと思うと「研磨」がよいです。

もう少し、手軽にレジンの表面を綺麗にしたい場合は、コーティング用途のレジン液やレジン表面に塗るコート剤を使用すると良いです。

レジン表面に膜を作り、ピカピカにするコート剤はございます。

押し花

水分が抜けたカラカラに乾燥した押し花、ドライフラワーは可能です。

生花、プリザーブドフラワーはレジンコーティングに向かないです。

押し花のレジンコーティングは、こちらの記事が参考になります。

押し花に傷がついているとそこが透明になります。

目視では、押し花に傷がついているか判別することはできないです。

対処方法は、丁寧に押し花を扱うということしかないです。

エポキシ樹脂(エポキシレジン)

主剤と硬化剤を決めれた配合比で混ぜ、化学反応で硬化が進む樹脂です。

一層の硬化に1日~3日かかりますが、UVレジンと比べ、透明感があり、化学反応で固まるため、立体物を作るのに向いています。

夏場は気温が高いため、硬化が早く綺麗に仕上がりやすいです。

冬場は気温が低いため、硬化が遅く、表面に白いモヤのようになるアミンブラッシュが起こりやすいです。

一目で配合比が分かる表を作りました。

こちら参考にして下さい。

エポキシ樹脂に関する項目は今後増えていきます。ご期待ください。

レジンと異素材

石膏

石膏とレジンという異素材を組み合わせたものです。

見た目や手触りが独特な質感、作品の幅もグッと広がります。

ざっくりした流れを書くと以下のような手順です。

  1. 石膏を計量する
  2. 水を計量する
  3. 石膏と水を合わせ、攪拌する
  4. 石膏を型に流し込む
  5. 石膏の中の空気を抜く
  6. 石膏を固める
  7. 型から取り出す
  8. UVレジンでコーティング

レジンを楽しむ材料、道具

レジンの材料、道具に関連したブログ記事をカテゴリーごとにまとめています。

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